リフレッシュルーム

周子
「…昔々あるところに、周子ちゃんと紗枝ちゃんがいました。」

紗枝
「何や、周子はん? いきなり昔話なんかしはって?」

周子
「ふふふ… いやね、ちょっと考えてみたわけ。あたしたち、純和風ユニットでしょ?」

紗枝
「まあ、そうどうすなぁ。」

周子
「その辺を活かして、ファンのみんなにもっと和風な魅力をアピールしたらいいかもーって思ってさ。」

紗枝
「確かに、ふぁんのみなはんも大和撫子なうちらの活躍を期待してくれはってるかもしれまへんなぁ。」

周子
「だからMCとかトーク番組とかで古き良きニッポーン! って感じのネタをやるのはどうかな? 名付けて、羽衣小町昔話~♪」

紗枝
「ふふ、おもしろそうやなぁ。ほな、ウチもお付き合いしまひょ。」

周子
「んじゃ改めて~。昔々あるところに、周子ちゃんと紗枝ちゃんが住んでおったそうな。」

紗枝
「ある日、周子はんはすたじおでれっすんを。紗枝はんは川沿いでらんにんぐをしておったそうな。」

周子
「すると川上からプロデューサーさんがどんぶらこっこ、どんぶらこっっこ…。」

紗枝
「あらまぁ、プロデューサーはん流されてきとるん? はよ助けな~」

周子
「プロデューサーさんは言いました。『ありがとうございます。ぜひお礼をさせてください』」

紗枝
「うふふ…これはあれやねぇ。お礼はするけど『絶対に覗いたらあきまへん』言うんやろ? うちはかまわへんけど、周子はんは我慢できますやろか?」

周子
「んー…ムリ! というわけでプロデューサーさん、さっそくお邪魔しま~す♪」

紗枝
「するとそこには…こわ~い笑顔のちひろはんがおったそうな。『ダメって言いましたよね…?』」

周子
「ひゃ~っ、ゴメンナサイっ!! めでたしめでたし…♪」

紗枝
「約束を破ったらあきまへん…。そんな、大事な大事な教訓が詰まったええ昔話やねぇ…。」

周子
「でも、肝心のあたしたちがあんま目立ってないな~。もっとメインに据えたいトコ?」

紗枝
「ほな、こういうんはどうやろか? …昔むかーし、あるところにプロデューサーはんが住んでおった。」

周子
「ある日プロデューサーさんが山に入ると、光り輝く竹を発見! おおっ、これは見逃せないねー♪」

紗枝
「気になったプロデューサーはんが竹を割ってみると、ぱぁーと光って中からかいらしい女の子が二人♪」

周子
「紗枝、周子と名付けられた女の子は、スクスク育ち、雅なユニットを組んで元気なアイドルになりました~。」

紗枝
「『うちら、羽衣小町いいます~。みなさん、応援よろしゅうなぁ♪』 そうして二人は人気者になりました。」

周子
「ある日、お月様での出張LIVEを終えた二人は、プロデューサーさんに言いました…。」

紗枝
「『実はうちら、お月さんで生まれた月の民やさかい。今日のLIVEで故郷に錦を飾れました。おおきに』」

周子
「『でもまだ月の実家には帰らないよ? 宇宙一のアイドルになるまで羽衣小町は止まらないからね♪』」

周子&紗枝
「めでたしめでたし…♪」

周子
「ん~、ハートフル! イイ昔話になったねぇ~。」

紗枝
「当たり前のように、お月さんでLIVEしてるのはつっこみどころやあらへんの?」

周子
「プロデューサーさんが本気出せば、それくらいやってくれるかも?」

紗枝
「プロデューサーはんはいつもうちらを驚かせてくれはるしねぇ。でもこれだと…ふぁんというよりプロデューサーはんに向けてあぴーるしとる気がしまへん?」

周子 「ん~、確かに。でもまぁ、結果オーライ! 身内向けのアピールも大事だし? 『いつもアリガト! これからもヨロシク!』 こーゆーのもええんやない?」

紗枝
「せやねぇ。言葉にせんとも伝わるゆうても、言葉がいらんこともありまへん。」

周子
「ってわけで、プロデューサーさんに聞かせにいこ。今どこだろ?」

紗枝
「たしか向こうで休憩してはったなぁ。お仕事も一区切りやろか。」

周子
「んじゃ、お茶に和菓子に羽衣トークを添えてお届けにいきましょーかね。」

紗枝
「はんなり京娘の心、たっぷり感じてもらいまひょ…ふふっ。」

関連項目

  • 最終更新: 2017/12/11 23:24
  • by 能倉ボブ